2022.04.04
FXで「取り返したい」と思ったときに意識すること
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。
FXは感情を制することが出来なければ継続して利益を出していくことは出来ません。FXはお金でお金を増やす投資なので、どうしても感情的になりやすい特徴があります。
しかし、FXで感情的にならずに冷静なトレードが出来るようになる方法があります。今回は、FXで自分の感情に打ち勝つための方法について解説します。
損失は当たり前という認識を持つ
方法を解説する前にまず頭に入れておかなければならないことがあります。FXにおいて損失は出て当たり前です。まずこの認識を強く持つように することが大切です。FXにおいて感情的な取引になりやすい場面というのが損失を出した瞬間です。人間は本能的に損することを嫌がる習性があります。それがお金であれば余計にその感情が出やすくなるのです。
しかし、いくら損失は当たり前とわかっていても実際に損失が出るとその損失を取り戻したくなってしまうものです。多くの人は、ここで感情に負けてしまいFXをギャンブルにしてしまうのです。FXをギャンブルにしてしまうとは、感情に任せて取引してしまうことです。
この損失を出した時に感情的になってしまう人が非常に多いため、FXは9割以上の人が損をしてしまうというのが実情なのです。
取引ルールに沿って取引する
FXを感情的にならず冷静を保ちながら取引できる唯一の方法は、「取引ルールに沿って取引する」ことです。なぜなら、当たり前である損失をあらかじめ想定しながら取引が出来るからです。
つまり、取引ルールに損切りラインを明確に設定しておくのです。取引ルールがない状態で取引してしまうと、損失が出た時に諦めきれず、塩漬けしてしまい結果、大損してしまうという良くない流れを作ってしまいます。
しかし、前もって損切りラインを明確に決めておけば、損切りラインまで価格が下がって(上がって)しまったから損切りするという意思決定がしやすいので、損失を最小限に抑えることが出来やすくなります。
今回は損切りを中心にお伝えしましたが、利食いも同じです。
取引ルールに沿って取引したけど、損失のほうが大きいのであれば再度デモ取引で検証し直してルールを修正していけばいいだけです。
FXにおいて感情は一番の敵であり、克服しなければ利益には繋がりません。現在、あなたが思うように結果が出ないのであれば、まず取引ルールを作ってそれに沿った取引を心がけてみてはいかがでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている