2022.04.23
FXは常に自分との闘いであるその理由
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。
FXは人と競うものではありません。「隣のAさんよりも利益が出ていないから負けだ」とか「同僚のBくんは大損したから自分よりも劣っている」など他人と比較しても何の意味もありません。FXは、常に自分との闘いだからです。
今回は、なぜFXは自分との闘いなのかについて解説します。
人によってFXの目標が違うから
FXをする際、人それぞれ何か目標を達成する為に始めますが、その目標は人によって違います。「老後の資産形成をしたい」「FXで稼げるスキルを身に付けたい」「億万長者になりたい」などお金に関する目標であってもその金額や目的は違います。
そもそも目標が違うのに人と比較しても意味はありません。テニスを運動不足解消でやっている人にプロになりたい人が自分と比較して「俺のほうが上手い」と満足しても何の意味もないのと同じことです。
自分の目標を達成することが大切なわけですから、比較するのは昨日の自分であって他人ではないことを意識してください。「以前の自分よりも取引ルールに沿って取引できた」「エントリータイミングが前よりも上手になった」など常に自分と比較しながら取引してみてください。
感情をコントロール出来なければ利益に繋がらないから
もう一つFXが自分との闘いである理由は、感情をコントロールする必要があるからです。感情をコントロールするのは自分との闘いです。他人にコントロールされるものではありません。自分の感情は自分でしかコントロールできないため、FXをするということは常に自分と対話しながら一つ一つの行動を決断しなければならないのです。
しかし、お金が大きく関わり損失が出てしまうこともあるFXで感情をコントロールしながら取引をするのは非常に難しいです。そこで感情をコントロールしやすくするために必要なのが、取引ルールです。取引ルールは、あらかじめ取引に関する行動を決断しやすくするために決めておくことであり、これがあることで感情的になることを防ぐことが可能になります。
そのため、取引ルールを作って自分の感情と闘う準備を整えて感情に打ち勝つことが出来るようになっていくことが継続して利益を出せる投資家になれる近道でもあるのです。
このようにFXは他人と比較するものではなく、自分との闘いに勝ちながら目標を達成していくものですので、あなたが他人と比較しながらFXをしていたとしたらそれをやめて自分と向き合ってみてはどうでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている