2022.05.03
FX投資でドル円は結構難しい?通貨の選び方を解説
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。
FXは世界の主要な国の通貨を交換する取引で、ざっくり言うと『両替』です。その取引の中で通貨選びというのは後に収益を左右する程の重要な事ですが、意外となんとなく決めてしまう人が多いです。
今回は、通貨選びについてお伝えします。
ドル円は結構難しい?
FXの取引を行うにあたって、日本人は殆どの場合『ドル円』を選びます。それは馴染みがあるから、もしくは聞いたことがあるからです。
日本のニュースでも、1ドル=〇円という事は出ますが他の通貨は専門番組以外ではお目にかかりません。
また、沖縄の場合は基地があるのでドルに馴染みがあるという場合もあります。
そういった理由から、日本で最も取引量が多い通貨ペアがドル円です。世界では2番目の取引量です。
実は、その取引量の多さがドル円の取引を難しくしているということも言えるのです。
まんべんなく動くドル円
まず、下記のヒートマップをご覧ください。
こちらは2021年のドル円の1日の動きを表したものです。動きが少ない時間帯は緑で動きが活発な時間帯は赤です。
そして下記がユーロポンドです。
ドル円とユーロポンドを比較してみてください。動きが分かりやすいのはどちらでしょうか?
ユーロポンドは時間帯によって色が同じですが、ドル円は色がバラけており動きが掴みにくいのです。
この内容はFX個人投資家育成コースでお伝えしているほんの一部ですが、これを知っただけでも取引にかなり役立つはずです。
視野を広げる
ドル円やユーロドルなど、メジャーの通貨で固定して取引するのも良いですが、視野を広げて他の通貨を試してみると意外と取引しやすいと感じることもあります。
もちろん、ルールを作って取引する前提です。他の通貨を試してみるとルール自体も作りやすいという発見があったりすることもあります。
FXは決断の連続です。通貨ぺアもその一つで、ちょっとした決断から成績も変わることがあります。
FXをやってるけど上手くいかないという人は、普段と違った角度からFXに取り組んでみてはいかがでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている