2022.06.02
FXで退場せず長く稼ぎ続けるための考えとは
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
「FXを長く続けるつもりだったのに、すぐ大損して退場してしまった」というのはFX界隈ではよく聞く話です。
なぜ多くの人が、長く続けることができず退場してしまうのでしょうか?今回はFXを長く続けるために必要な考え方について解説します。
デモ口座で取引の計画を立てる
FXを始めるときにいきなりリアル口座で取引をする人がいます。それはギャンブルです。ギャンブルと言われているパチンコやスロットのプロはデータを基に根拠のある取引をします。
『投資』と言われるものの代表的なものに不動産投資がありますが、これも同じく立地や家賃などデータを基に計画を立てて行います。
もし、あなたが不動産投資を行うとしたら何も調べずに、物件を建てたりするでしょうか?しないはずです。物件を建てるのとFXでポジションを持つのを同じぐらいのレベルで考えることができなければ、ギャンブルに近い取引となってしまい、長く続けることはできません。
FXは便利なことに、過去の値動きをすぐ調べることができます。『月曜日に買って、木曜日に売る』など思いつきでも良いので、ある一定期間遡って有効かどうか確認すべきです。確認した結果、利益が見込めそうならその通りやれば良いのです。
たまに「デモ口座は本物のお金を使わないから意味がない」と強気な事を言う人が居ますが、その殆どの人は大損して「FXは危ない」と言って辞めていくか10年経っても損失というような状態になります。
投資は気持ちだけでは退場します。計画があってこそ長く稼ぎ続けることができるのです。
FXだけの収入を当てにしない
最近、定年退職してからFXで生活しようという人が多いです。当学院のマンツーマン講座にもこのような方が多く参加されます。
定年退職して、働き口が見つからなかったり、社会の煩わしさに嫌気が刺してしまったりと理由は多々あると思いますが、安定した収入源が無い状態では冷静に取引し続けるのは難しいです。
生活費のために「絶対に負けられない」 という気持ちが強い程、損失を受け入れられず退場してしまう確率も高くなります。(例として定年退職を取り上げましたが、早期退職でも無職でも安定収入が無い状態を指してます。)
安定収入は気持ちに余裕をもたらします。真剣に、でも一歩引くぐらいの距離感でFXと向き合うことが長く稼ぎ続けるために必要なことです。
遠回りこそ近道
『長くじっくり』というのが遠回りに聞こえるかもしれません。投資を行う誰でも短期的に大きく稼ぎたいものです。
しかし、短期的に大きく稼ぐには数回の取引で大きな資金を必要とし、損失は許されない状況で心理的にも負担がかかり、取引的にもコツコツドカンになりがちです。結果的に大損して退場に終わってしまう可能性が高いですので、長く稼ぎ続けたいのであれば計画的に、心理的にも焦りが無い状態で取り組みましょう。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている