2024.04.11

【投資のプロが明かす】投資初心者が陥りやすい3つの罠

元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

投資初心者が陥りやすい3つの罠

今年から新NISAがはじまった事や、バブル期以来の33年振りに日本の株価が上昇している事もあり投資初心者が増えています。その状況を表すように当学院のセミナーは毎回、定員の3倍以上の参加申込があり、投資初心者の参加割合も高くなっています。

投資に取り組んだ後、資産が増えて豊かな生活を送れる人が増えれば良いのですが、投資はやれば必ず儲かるという部類では無いので、残念ながら損してしまう人もいます。

特に、知識や経験が不足している投資初心者の場合は、気が付かないうちに罠(やってはいけないこと)にハマってしまい、大損して投資が続けられないという事が起きる可能性が高くなります。

そこで、投資初心者が陥りやすい3つの罠と対処方法についてお伝えします。

情報を鵜呑みにする

投資初心者は、知識や経験が不足している半面、今から色々な情報に触れて勉強しようという気持ちが高いものです。ですからこれから触れる情報の一つ一つをすぐに試したくなったりしますが、その行為が罠(やってはいけないこと)に直結してしまう場合があります。

例えば、「日経平均株価は今年中に5万円に到達する」とか「ドル円は170円まで上昇する」という情報を聞いて、慌ててその情報に便乗した取引をするという感じです。

テレビやyoutubeでは強い印象に残るような情報が溢れていますので、情報の受け取り方に注意が必要です。情報を発信している側が何を根拠に言っているのか?また「上昇する」という情報だけではなく「下落する」というリスクも発信しているのか、情報を鵜呑みにするのではなく、しっかりと内容を精査して受け取りましょう。

面白さで取引判断する

投資初心者の中には、面白さで取引判断する人がいます。例えば、「あまり値動きが無いから面白くない」や「掛け金が小さいから面白くない」などです。

このような判断基準で投資をすると、値動きと掛け金が大きい、いわゆるハイリスクハイリターンの取引となります。

自分のお金が目の前で増えたり減ったりするので、そこに面白さを感じる気持ちは分かりますが、面白さで取引判断するというのは、陥りやすい罠(やってはいけないこと)でもあります。

投資の取引と感情を切り離すためにも、過去の値動きなどを分析して利益が見込める取引計画を作り「計画的にやれば資産が増える」という考えに切り替えてみましょう。

損失を受け入れられない

投資には損失は付き物。絶対損しない投資は有り得ない。というのは投資の世界では常識ですが、投資をはじめたばかりの投資初心者には非常識な事です。「せっかく頑張ったのにお金が減る」という経験は、頭では分かっていても心が受け入れないものです。だからこそ「損切できない」という罠(やってはいけないこと)にハマってしまいます。

損切できないと、1回の取引で投資資金をすべて失ったり、10年単位の時間を費やして資産価値が回復するのを待つという事態になりかねません。

投資は価値が上がると思って買ったのに、価値が下がって損失になってしまうという事を理解し受け入れながら、投資資金を失わないように損失をコントロールし、結果的に利益を大きくするという行為です。

だからこそ、損失も利益も想定した取引計画を作る事が大切なのです。

賢明な投資家になるために

今回は投資初心者が陥りやすい3つの罠と題して、投資でやってはいけない事とその対処法についてお伝えしました。

投資初心者が賢明な投資家になるためには、投資とは何かという正しい投資の考え方と、巷に溢れている情報に振り回されず、正しい情報に触れてその情報をしっかりと知識と技術に変えられる環境が大切です。

これから一生、投資に取り組んでいきたいというのであれば、体系的に投資が学べる環境に身を置いてみてはいかがでしょうか。

沖縄トレード学院
学院長 新里竜一

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