2024.07.04
【投資の基本】短期と長期で資産を増やすための考え方
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
短期投資と長期投資で資産を増やす
投資は「資産を増やしたい」という目的で行う事が多いのですが、今すぐ資産を増やしたいのか、じっくり資産を増やしたいのかという期間は人によって異なるものです。
一般的には「投資は長期目線で」という風に言われますので、長期でしかできないものという印象を持っている方も居ますし、逆に、毎日モニターの前に座ってボタンをパチパチして、投資を自分でやるというのは短期売買という印象を持っている方もいます。
こういう2つの対象がある場合には「どっちが良いのか?」という考えになりがちですが、投資においてはどちらも並行して行う事ができます。
そこで今回は、資産を増やすための短期投資と長期投資の基本的な考え方をお伝えします。
短期投資の考え方
短期と言っても、いつからいつまでが短期投資という決まりは無いので、ここではざっくり1日単位から1ヵ月単位の期間とします。
短期投資は主に値動き分析(テクニカル分析)が効果を発揮します。その理由は、短期の場合は値動きに大きな影響を与えるようなニュースが無い場合に、殆どの参加者が値動き分析(テクニカル分析)に注力しているからです。
このチャートでは「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を示すRSIというテクニカル指標を表示しているのですが、30を下回ったら買って、70を上回ったら売るという取引を繰り返す事で利益が見込める結果となっています。
実はこのようなテクニカル分析は、短期投資だけでなく長期投資にも有効ですし、株式投資やFX投資、仮想通貨取引など、値動きがある投資対象にも有効です。ですから、投資に取り組むうえで、テクニカル分析は視覚的に分かりやすく、汎用性も高く、投資家全員におすすめの分析方法なのです。
長期投資の考え方
長期投資というのは年単位の投資で、NISAの場合「10年経ったら〇円増えている」という収益シミュレーションがよく行われます。長期投資というのは株式投資だと”企業の成長”、FX投資の場合は”国の成長”に対して投資を行うので、成果が出るのに時間がかかります。
時間がかかるので、取引に時間を掛けないというメリットはありますが、投資の判断を誤ると年単位で損失を抱えるという事にもなりますので、短期売買よりも多くの情報を基に判断という事になります。
”成長するか”という点を判断するために、株式投資の場合はその企業や業界の事を知る必要があり、FX投資の場合は世界情勢を知る必要があります。こういう分析をファンダメンタルズ分析と言います。
長期投資の場合は、主にファンダメンタルズ分析を考慮しつつ、先ほどお伝えしたようにテクニカル分析も併用すると根拠が増しますので、『ファンダメンタルズ分析+テクニカル分析』というスタイルが良いでしょう。
自分に合った投資をするために
今回は、短期と長期で資産を増やすための考え方についてお伝えしました。短期投資と長期投資のどちらかを選ぶも良し、どちらも並行で行うも良し。大切なのは自分に合った投資をするために、知識と技術を身に付けるという事です。
もし、自分に合った投資を選びたいというのであれば、学習の機会として現在、参加受付中の投資入門講座に参加してみてはいかがでしょうか。
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学院長 新里竜一
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現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている