2024.07.25
株価や為替の乱高下で資産を『増やす人』と『減らす人』の違い
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
乱高下はいつでも起こる
2024年7月22日にこの記事を書いていますが、大幅な株安、円高になっております。最近は、NISAなどの影響ででオールカントリーと言われる全世界の株式に国際分散投資できるインデックスファンドに投資する方が多いのですが、株安は当然ですが円高の影響も受けて資産の評価がマイナスになっている方も少なくないと思われます。
大幅な株安、円高になると”乱高下”と言われたりしますが、株式相場や為替相場には付き物です。あまり経験の無い投資家は乱高下で損失を抱え、経験のある賢明な投資家は乱高下でも資産を増やす事ができると言われたりします。
そこで今回は、株価や為替の乱高下で資産を『増やす人』と『減らす人』の違いについてお伝えします。
乱高下で資産を『増やす人』と『減らす人』の違い
『増やす人』と『減らす人』の違いを簡単に言うと、”乱高下した時の計画があるか”ということです。
乱高下で資産を増やす人は、乱高下した時の計画を持っています。例えば、株の場合は〇〇円まで株価が下落したらさらに買い増す、為替の場合は〇〇円まで下落したら一旦損切して、売りでエントリーするなどという計画です。
もちろん、計画を実行しても上手くいかない事もありますが、長期目線で継続して行うと結果的に資産が増え「あの時、計画通りに対処して良かった」という状態になっているという事です。
乱高下で資産を減らす人は、計画が無く”なんとなく”感情で取引している人です。そのような状態で乱高下の場面に遭遇すると、株の場合に自分の資産が目減りするのに耐えきれずに損切してしまったり、為替の場合は価格が戻ってくる事を期待して損切できずに、結局、投資を継続できないぐらいの損失を発生させてしまうという状態になってしまう可能性が高くなります。
投資は取引する前が大切です
株式投資や為替(FX)投資は、取引した後に反射的に考えるのでは無く、取引をする前に計画的に取り組む事が大切で、正しい知識と技術を身に付ける事で、計画を立てて実行する事ができます。
株価や為替が乱高下したとしても、景気が良くても悪くても、どんな状況でも投資で資産を増やして豊かな生活を送りたいというのであれば、まずは自己投資。賢明な投資家になるために、自分に投資して正しい知識と技術を身に付けてみてはいかがでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている