2024.08.08
【株価急落】積立なら安心?新NISAで後悔しないための考え方
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
急落相場で言われる事
2024年8月5日、株価が引き続き急落しております。7月31日に日銀が追加利上げした事に端を発した株安ですが、年初来安値を更新しそうな勢いで今年から新NISAを始めた人からは評価額がマイナスになったり、損切りしたというという声も聞かれます。
2024年の日経平均株価チャート
※googleの検索結果より引用
今年から新NISAで投資を始めた人は、本格的な急落を初めて経験して「とりあげず売ろう」とパニック売りして”売りが売りを呼ぶ”展開となっておりますが、株価は上昇と下落を繰り返し、リーマンショックやコロナショックのように大きな下落も普通に発生します。
そこで話題になるのが『積立投資』です。積立ですから、一括で買わずに分散して投資するので今回のような急落した相場では「買い増しができる」「バーゲンセール」というようにチャンスと捉えられる事もあります。
そこで今回は『積立なら安心?新NISAで後悔しないための考え方』についてお伝えします。
積立もタイミングが大切
”下がったら安く買える”というのが積立投資で「10年ぐらい保有しておけば利益になるよね」という趣旨で長期投資が勧められますが、積立もタイミングが重要です。
1984年からの日経平均株価チャート
※googleの検索結果より引用
1989年末頃に37,000円台を付けた日経平均株価ですが、そこから2003年の3月までは右肩下がりです。約14年ぐらいの期間ですが、この間に積立した場合はずっと損失を抱えているという事になります。
もし、今から同じような事象が起きた場合は、2038年までは損失を我慢しながら買い増す事になります。そこから株価が回復すれば良いかもしれませんが、回復しない場合は何年も我慢する事になります。
10年単位で我慢して利益になれば良いという人は、長期で積立すれば良いのですが、やはり投資をする人の共通する願いというのは”なるべく早く稼ぎたい”というものです。
投資の利益がなるべく早く欲しいというのであれば、タイミングを見極める知識と技術が必要で、感情任せの取引では無く根拠を持って取引する事が大切です。
今回の株価急落に限らず、これから株式市場が存在する限り突発的な値動きは発生して、上手くいかない人と上手く行く人がでてきます。これからずっと投資から恩恵を受けたいのであれば、まずは基本的な事を学んでタイミングを見極められるようになりましょう。
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沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている