2023.01.20
【投資の基本】短期投資と長期投資の特徴を解説します
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
投資に興味がある、もしくは投資をすでに行っているという方の共通点は「投資で資産を増やしたい」ということ。自分の労力や時間を使わずに資産が増えれば、自分の行動に選択肢が増えたり、老後の不安も解消したりします。
もう一つ、共通点を挙げるとすると「早く資産を増やしたい」という事です。早ければ早いほど、自分の体力や気力も高く、やりたい事にお金を使えたり、早く将来の不安から解放されて生き生きとした生活を送ることができます。
「投資で早く資産を増やしたい」という事を実現するにはどうすれば良いのか?短期投資と長期投資を比較しながら解説します。
長期投資の特徴
期間の認識というのは人によってバラバラですので、今回お伝えする長期投資とは何かという事をお伝えします。
期間:10年単位
10年単位で投資をおこなう場合、投資対象の価格は投資スタート価格よりも大きく上がったり下がったりします。
「上がったり下がったりするか分からない」という前提だけど、下がった時に損失を確定せず、上がった時に売却したら利益になるというのが長期投資の基本的な考え方です。
そして、長期間の値動きの中で上がっても下がっても定期的に投資対象を購入するのが”積立”という投資方法で、ドルコスト平均法がセットで紹介されています。
今回はドルコスト平均法の詳細解説は割愛しますが、長期投資の特徴を簡単にまとめると下記のようになります。
・いつかは購入価格より上昇して利益が出る
・損失は確定しない(利益が出るまで我慢する)
・1回で購入するより定期的に購入した方が価格変動のリスクを低くできる
以上の事を踏まえると、売買のタイミングを計る知識や経験が要らない代わりに、積立購入する期間が必要という事が言えます。
投資初心者向けの投資制度であるNISAが、10年単位の設計で積み立てを選択できるというのは、知識が無いと短期的に利益を狙うのは難しいと言っているのと同じです。
短期投資の特徴
短期投資の認識も人によって異なるので、金融の世界で言われている短期投資の期間を基にお伝えします。
期間:1日~1週間
株式投資でもFX投資でも、投資対象の価格は常に変動しています。その変動を1日〜1週間単位で狙って取引を行うのが短期投資です。
短期投資は長期投資と異なり、積み立てせず1回である程度の資金を投入しますので売買のタイミングを見極めるための知識が必要となります。
また、短期投資を繰り返すために投資資金をコントロールする必要があるので損失で取引を確定させる事も行います。
短期売買の簡単にまとめると
・1回の取引である程度の投資資金を使うため売買タイミングを計る知識が必要
・繰り返し行った取引の中で損失も発生する
・利益が出るまで長期間我慢することは無い
以上の事を踏まえると、短期で利益を狙うには売買のタイミングを計る知識や経験が必要という事が言えます。
自分にあった投資をするために
「短期投資か長期投資か」というのは、『投資でいつまでに利益を得たいのか』という事に加えて『知識を得るためにどれだけ投資の勉強をできるか』によって決まります。
もしあなたが、投資の利益を得られる期限を自分で決めたいというのであれば、リスクを見極めるために投資の勉強は必須です。
投資で自分の理想的な未来を創るためにも、正しい投資を正しく学んではいかがでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている