2014.04.09
【FX投資テクニカル分析】ボリンジャーバンドをトレンド判定に使う
今回のテーマは「トレンド判定が難しい」という方へ
ボリンジャーバンドを使ったトレンド判定法をご紹介します。
ボリンジャーバンドを使ったトレンド判定
「長期足でボリンジャーバンド1σをはみ出したとき、トレンドがあると仮定してみよう。」
まず私がFXシステムを組む時、以下を考慮してトレードルールを組み立てています。
2.割安感/割高感
3.トレンドかレンジか ←今回のテーマ
4.ボラティリティ
5.直近の値動き
6.損切ポイント
7.利確ポイント
8.ロットサイズ
9.売買頻度
10.再現性
まず、下の日足チャートをご覧ください。
通常の4本値表示チャートです。
まず、このチャートからどうやってトレード利益を生むか考えてみましょう。
まず、チャートを確認し、「どこがレンジ相場」「どこがトレンド相場」かを自分なりに確認してみて下さい。
上級者の方は一瞬で見分けることが出来るかと思いますが、通常の方ですと「明確に」と言われると、なかなか難しい場面もあるかと思います。
トレンド相場の判定法としては
「ダウ理論」
「ハイローバンド」
「ADX」
などがありますが、
「ボリンジャーバンド」も十分使えます。
※クリックで拡大します。
「ボリンジャーバンド」でよく知られる使い方は
順張り=スクイーズ(収縮)からのバンドブレイクで順張り
逆張り=価格の行き過ぎによるバンドブレイクからの逆張り
という戦略がよく知られています。
※レンジ相場での使い方 青い線、赤い線で逆張り。上がれば売り、下がれば買う。
「ボリンジャーバンド」は価格の変動範囲を統計学的に視覚化したものです。
「ボリンジャーバンド」をチャート表示すると
以下のようなことが一瞬で把握できます。
★バンドの幅 = ボラティリティ 値動きの幅
★バンドからはみ出している価格(ローソク足など)
「通常の値動き」ではなく、トレンドが発生しているこのことを利用し、「バンドからはみ出している時は、通常の値動きと違う」という考え方を用いるとどうでしょうか。
先ほどのバンドから2シグマを消し、1シグマを表示してみます。そうすると価格(ローソク足)がバンドから1シグマが飛び出ている比率が高くなります。
同時に、1シグマの範囲内に価格があるときはレンジになる確率が高いことも視覚的に判断できます。
※シンプルにトレンドを判定するなら、ボリンジャーバンドは有効。
もちろん、「確実」にトレンドが判定できる、ということではありません。
あくまで「確率的に判定しやすい」ということを念頭に置いて使用すれば気持ちよくボリンジャーバンドを使うことができます。
トレード参考例:日足1シグマ上方にブレイク中、1時間足は買いのみ仕掛ける。
ボリンジャーバンドを有効活用して、利益のタネを見つけていきましょう。
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