2019.08.29
FXは『勝率が高ければ利益』では無い
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
FX投資は、「上がるか、下がるか」の2択と思われがちですがちょっと違います。
正確に言うと「どこまで上がるか、どこまで下がるか」です。
コインゲームの場合、表か裏かを当てれば1000円の利益。外れれば1000円の損失。
その場合は、単純に『勝率が高い=利益が残る』となります。
一方、FX投資の場合は利益に『幅』があるので『勝率が高い=利益が残る』とはなりません。
例えばある取引方法の結果が下記のような場合
1回目の取引:+1,000円
2回目の取引:+100円
3回目の取引:+500円
4回目の取引:+2,000円
5回目の取引:+400円
6回目の取引:+1,000円
7回目の取引:+1,000円
8回目の取引:+2,000円
9回目の取引:+2,000円 ← ここまで合計 +10,000円
10回目の取引:-20,000円
勝率 90%
最終損益 -10,000円
勝率が高くても結果は損失となります。
「勝率」だけを気にしていると、イメージと違った結果になりかねません。
ご自身の大切な資金を守るために、そして増やすためにも「利益と損失を繰り返して利益を得る」ことに意識を向けましょう。
※勝率には勝率なりの効果があります。その話はまたの機会に。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている