2022.07.31
「FXは危ない」から分かる投資家の傾向
こんにちは。元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
最近は昔と違って、投資するのが珍しくない風潮になってきております。(国が投資をすすめるぐらいです)
その中で投資を考えた時に、「NISA、iDeCo、債券、株式取引、FX、暗号通貨」など様々な制度や種類を目にすることが多くなります。
そして「リスク取ってもリターンがほしい」となると株式投資やFX、暗号通貨などが選択肢に残りますが「FXってなんか怖い」「FXは危ない」という印象のみで避けてしまうという話もよく聞きます。
今回は「FXは危ない」から分かる投資家の傾向について解説いたします。
殆どの投資家が大損している
FX投資をやっている個人投資家の殆どは大損し、稼ぐどころか続けられずに退場します。だから、「FXは危ない」「FXはギャンブルだ」と言います。
ではなぜ、稼ぐどころか続けられずに退場するのでしょうか?
それは、「簡単そう」「少額で一気に稼げる」などの動機で始めるからです。こういう動機の人は、リスクを無視したり、考えることを面倒くさがるなどの傾向が強いわりに「早く稼ぎたい」と早く結果を求めます。
FX投資は取引開始から1日も経たずに倍にすることも可能ですから、結果が出たときは「簡単」と感じるものです。しかし、そこに至るまで、または結果を出し続けるには努力が必要です。
堅実なFX投資家になる人の傾向
私は数多くの個人投資家と接してきましたが、実は冒頭にお伝えした「NISA、iDeCo、債券、株式取引、FX、暗号通貨」などを網羅的に検討してFX投資に至る場合は大損しないで続けられる方が多いです。
その主な理由は、リスクとリターンの全体像を理解しているので「リスクをコントロールして長期的に利益を得るにはどうすればいいか?」という意識で取り組むことができるからです。「お金を増やす」というよりは「お金を育てる」というイメージです。
また、しっかりと金融商品を選ぶ方は投資を目的とした”投資資金”を事前に時間をかけて準備している場合が多く、貯めるのも使うのも計画的です。
まとめ
「FXはギャンブルだ」と言う人は、その本人がギャンブラー気質である傾向があります。ギャンブルにするのか投資にするのかは事前準備ですべて決まると言っても過言ではありません。
堅実な投資を続けたいのであれば、投資資金を用意するところから実際に取引に使うまで計画を立てて取り組んではいかがでしょうか。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている