2021.06.13
FXはいくらから始めればいいのか?初期費用の考え方
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
FXを始めようと思った時の最初の疑問に、FXはいくらから始めればいいのか?というものがあります。
FXはお金を働かせてお金を稼ぎますので、多いほうが良いと考える人もいますが最初から大きな資金ではじめると、大損してしまう可能性が高いです。
今回は、FXはいくらから始めればいいのか?についてお伝えします。
投資額は人によって異なる
結論から言うと、人によって違うので『〇円』という決まりはありません。ただ、絶対に外せない投資資金の決める考え方があります。
投資資金の決める考え方
投資額を決めるときの絶対条件ですが『余裕資金』ということです。〇円から始めた方が良いと言い切れないのは人によって余裕資金が異なるからです。
そうすると余裕資金とは何か?という疑問が出てくると思いますが、余裕資金とは『無くなっても生活に支障がないお金』です。例えば収入や貯金額が同じ人が居たとしても支出が違えば余裕資金の額も違ってきます。
ただ、人によって異なると言われても基準が無いとイメージしにくいので一般的には10万円でスタートと例えられます。何故かというと「10万円だったら無くなっても生活に支障は無いよね」という前提だからです。
余裕資金じゃないとどうなるか
高確率で退場(投資資金が無くなり続けられなくなる)します。なぜかと言うと『損失が受け入れられない』『利益を伸ばせない』からです。
余裕資金ではないということは、失ってしまうと生活できないということになります。「損切りすると家賃払えない」「食費が無い」という切羽詰まった状態だと損失を受け入れられなくなるのは容易に想像できるかと思います。損失を我慢して利益になるまで待つというのを繰り替えしたところで必ず戻る保証はありませんので、そのうち資金が尽きるぐらい逆行して大きな損失になり退場します。
また、余裕資金でないと目の前の利益が欲しくなり利益を伸ばすことが難しくなります。1万円で利益を確定しようと思っても5千円で利益を確定するなど、次第に利益幅は小さくなります。
以上のことを踏まえて、余裕資金でない人は損大利小の取引でコツコツドカンと退場します。FXをいくらから始めるかと考える際には無くなっても生活に支障がない余裕資金で行い気持ちにも余裕を持ちましょう。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている