2021.06.18
【これが答え】ギャンブルと投資の違い
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
当学院でお伝えしてるFXはギャンブルと言われることもあります。「上がるか下がるか分からないからギャンブル」と言いますが、本当にそうなのでしょうか?
ギャンブルと投資の違いを解説します。
ギャンブルと投資の違い
ギャンブルと投資の違いは、根拠と再現性にあります。
●ギャンブル・・・根拠も再現性も無い
●投資・・・根拠があり再現性もある
FXに限らず、株式投資、パチンコ、スロット、競馬などギャンブルと言われるものは数多く存在しますが、存在自体がギャンブルということではなく、方法がギャンブルかどうかという視点で考える必要があります。
FXの根拠と再現性がある方法
私が良く例に挙げる方法として、RSIを用いた取引があります。「売られすぎだから買う」「買われすぎだから売る」というシンプルな取引です。
・期間 2021年5月14日~6月14日
・通貨 ドル円
・5分足
・ロット 10万通貨固定
・勝率 75%
・資金 10万円
・結果 約15万円の利益
1ヵ月間、同じルールで取引を続けた場合は利益になる。だから「同じ事を続ければ、同じ結果になるかもしれない」と考えるのは自然なことで、複数の人が同じことをやろうと思えば難なくできますので再現性があると言えます。
FX以外では
株式 → 財務状況や人事など
パチンコ・スロット → 台の種類や設定など
競馬 → 馬の血統や騎手など
それぞれの要素を分析して根拠を探し、繰り返すことができればギャンブルではなく投資になります。
ギャンブルになる取引とは
『根拠がなく再現性もない』の代表的なものは『感情』です。
具体的には
なんとなく上がりそう
なんとなく当たりが出そう
なんとなく足が速そう
などの理由です。
もしこれらの理由で上手く結果が出たとしても、根拠が無いので本人ですら同じことを繰り返すことは難しくなります。
まとめ
ギャンブルというのは取引対象のことを言うのではなく、取引方法のことを指します。根拠と再現性があるものは投資で、そうでないものはギャンブルです。
感情的な「ギャンブラー」ではなく、『根拠と再現性』を活かして取り組めば、長期的に投資から利益を得られる真の投資家になるはずです。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている