2022.08.26
投資で損失を受け入れる方法とは
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
「お金を使ってお金を増やす」のが投資ですが、投資でお金を増やすうえで避けては通れないのが損失です。「損したくない、でもお金がほしい」という気持ちは誰でも同じです。
しかし、一般的に損失の可能性が無いに等しい投資は銀行の金利や国債ぐらいなもので損失のリスクが無い代わりに利益もほぼ無いというのが実情です。
やはり、生活を豊かにするぐらいの利益を得たいのであれば損失を受け入れる必要があります。損失という階段を登って利益という果実を取るイメージです。
今回は、損失を受け入れる方法についてお伝えします。
計画を建てる
唯一無二とも言える損失を受け入れる方法は『計画を建てる』です。過去の値動きを使って、同じ方法で売買を繰り返して利益が見込める方法を探して取引計画を作ります。
なぜ計画を建てることが損失を受け入れることに繋がるのかというと、過去の値動きを検証している際に、利益と損失を繰り返しながら資金が増えることが分かるからです。
そのことが分かれば、「この損失の後には確率的に利益が出る」かもしれないと期待が持てるのです。
こちらは、ドル円を2つの移動平均線で売買した際の計画になります。
取引回数は264回、勝率が68%で100万円の資金で約258万円の利益との検証結果です。
勝率が68%ということは10回中3回程度は損失になるということです。
もしこの損失を受け入れずに、途中で取引を辞めたり変更した場合は、この結果になれないということになります。
計画を決めた後は淡々とやる
計画を決めた後は、計画以上の損失が出るまでは我慢して続ける必要があります。投資は損失=改善点ではありません。必要な損失というのもあることを理解して、1回2回の損失で右往左往する必要はありません。
多くの投資家が損失になってしまうので、計画が無い、もしくは計画通りに取引を続けられないからです。
もし、あなたが投資で上手くいかないのであれば、計画はあるか、計画通りに取引をしているか確かめてみてください。そこから劇的に成績が良くなるかもしれませんよ。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている