2022.08.29
FX初心者がやりがちな取引と対策
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
私は、数多くのFX初心者の方をみてきておりますが、『やりがちな取引』というのがあることが分かっています。
今回はその取引内容と上手くいかない時の改善点を簡単にお伝えします。
短期売買の逆張りになりやすい理由
初心者の人は短期売買の逆張りの取引になりやすいです。その理由の前に、逆張り、順張りが分からないこともあると思いますので解説します。
●逆張り
『逆』という文字通り、動いている方向と逆に取引をします。
「ここまで上がったからもう上がらないだろう」
「ここまで下がったからもう下がらないだろう」
という考えの取引です。日本人はこの取引が多いと言われています。
●順張り
『順』の意味を検索すると「さからわない。」と出てきますがまさにその通りで、大きな値動きの方向に逆らわず、その方向に取引することを指します。
「上がっているからもっと上がりそう」
「下がっているからもっと下がりそう」
という考えです。
FX初心者は気付けば逆張り
私は数多くのFX初心者をみてきていますが、初心者は短期売買の逆張りになりやすい傾向があることが分かっています。
その理由は、まず「数多く売買したい」という考えをもとに動いているチャートを探すからです。例えば1時間足だと1時間に1つずつしか進まないので5分に1回や1分に1回の短期足を選びます。
そして、相場の7割は値動きが少ない横ばいの状態なので「少し前にここまで上がったから売ろう」「少し前にここまで下がったから買おう」という判断になります。
短期売買の逆張りが良くないという訳ではありませんが、「ほっといたら戻ってくる」という感覚になりやすく、大きな値動きが発生した場合して損切しようと思った時にはすでに損失が膨らんでいる場合が多いです。
そうなると、塩漬けという大損を抱えたまま利益になるまで我慢して待つことを選択して、精神的に苦しい日々を送ることになってしまいます。
短期売買の逆張りのコツ
通貨と時間帯を意識することです。実際に『短期売買の逆張り』を行ったり、過去の値動きで検証してみると、通貨と時間帯によって勝率が異なっていたりしますので、「利益が出ていることを続けて、利益が出ないことをやらない」という改善をしてみましょう。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている