2022.08.30

FXで「同じことを繰り返すのが苦手」を改善するには

こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

当学院でお伝えしているFXは将来の予測がつきにくいものです。5分後、1日後、今より上昇しているか下落しているかは誰にも分かりません。そんな不確実性の中で利益を得るには『取引計画を作って淡々とやる』ですが、同じことを淡々と計画通りに行うというのは意外と難しいものです。

その原因として、単純に取引手順を忘れたり手順を間違ったりすることもありますが、退屈や飽きると言った心理面の問題もあります。

そこで今回は、投資の取引で同じことを繰り返すことが苦手という問題を解決するヒントをお伝えします。

繰り返す”頻度”に着目してみる

繰り返しになりますが、投資の値動きは上がったり下がったりを不規則に繰り返すため予測がつきにくいものです。だからこそ優位性の高い取引ルールを作り、そのルール通りに淡々と繰り返すことが有効となります。

この『優位性の高いルール』を誰もが知りたがり「これさえやれば儲かる」を理想としますが、不思議なことをその方法を知り、続ければ儲かると分かったとしても実は続けるのは難しいのです。知識不足、経験不足の場合もありますが、優位性が高い方法を捨ててまで自分がやりたいようにやりたいという気持ちの問題の場合もあり、同じことを淡々と繰り返すのは本当に難しいのです。

また、同じことを繰り返せない原因に『頻度』があります。

例えば、『1日1回同じことをする』と『1週で1回同じことをする』では気持ちが違います。単純に1週1回の方が簡単です。1日1回毎日やっている場合は「1回ぐらい違ったことをやってもいいか」という気持ちになります。

FXの具体的な取引で言うと下記になります。

GBPUSD(ポンドドル)でボリンジャーバンドの逆張りを1年前から今日まで繰り返した結果です。

上の画像は5分足で、下の画像は日足です。
・売買回数は5分足の場合は1年で248回、日足の場合は1年で35回です。
・元本100万円
・取引量が10万通貨
・利益は、5分足が153万円で日足が218万円です。

5分足は1年で248回なので、為替市場が空いている平日毎日同じことを繰り返すことになります。一方で日足の場合は35回ですので、約2週間に1回ぐらいの取引ペースなので、取引方法を忘れてしまうという可能性はありますが、「1回ぐらい違ったことをやってもいいか」という気持ちになる可能性は低くなります。

最後に

今回は、同じことを繰り返すのは難しいという観点からFXの取引についてお伝えしました。短期売買と長期売買を比べると他にも違いはありますが、日足や週足など長期売買の方が同じことを繰り返すうえでは簡単です。

もし、短期売買で同じことを繰り返すのが難しいというのであれば、長期売買を試してみるのも良いかもしれませんね。

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