2021.08.10

これで動く!今週の経済指標

こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

FXの分析方法の一つにファンダメンタルズ分析があります。経済指標や政治的なニュースなどをもとに今後の値動きを予想することが主となります。

今回は、ファンダメンタルズ分析のメリット、デメリットと共に今週注目の経済指標についてお伝えします。

ファンダメンタルズ分析のデメリット

FXの分析方法は大きくわけるとテクニカル分析とファンダメンタルズ分析です。

当学院では、初心者でも分かりやすく再現性が高いテクニカルを中心にお伝えしておりますが、ファンダメンタルズ「今から上がるか今から下がるか」を予想する場合に用いられます。

ファンダメンタルズ分析の注意点としては、利食いや損切ポイントが分からない。または、途中経過が分からないというところです。

例えば、『今から1年後にドル円が120円に到達する』という予想があった場合でも、110→105→120円というように、途中で逆方向にいく場合もありますので、ただ予想した方向に取引すればよいというものではないというところに注意が必要です。

また、ファンダメンタルズは経済指標だけでなく、政治的な動きや時には個別の企業の業績も加味されるので、要素が多く、再現性に欠ける面があります。

ファンダメンタルズ分析のメリット

ファンダメンタルズは経済指標や選挙など、人の動きを予想します。

FXや株などの投資を行わなければ経済指標の存在すら分からず、政治が経済にどのような影響を与えるのか感じる機会も少ないでしょう。

投資を行うことで経済や社会の動きを自分事として感じることができ『投資でお金と知識が増える』という面ではファンダメンタルズは投資を行ううでのメリット言えます。

今週注目の経済指標

『FX 経済指標』と検索すると、FX会社が提供している経済指標カレンダーが出てきます。

カレンダーをみると、毎日、どこかの国の経済指標が発表されていることが分かります。

経済指標は数多く存在しますが、すべての指標が為替相場に影響を与えるのではなく、経済の規模が大きい国や重要度が高い指標が為替相場に影響を与えます。

今週の経済指標の中で言えば、8月11日(水)に発表される米国の消費者物価指数です。

最近は、コロナ後の景気回復を見込んで物価が上がってきております。

高級腕時計など『資産』と言われるものの価値だけでなく、生活に影響が出るようなガソリンなども値上がりしております。

物価が上がると多くの人に影響が出るので、物価上昇スピードを抑えるために、政策金利を引き上げます。

金利が上がると、企業が資金調達にコストがかかるので株価は一時的に売られ調整局面に入ります。

ひとつの経済指標から、いろいろなことが予想されて値動きに反映されます。

さいごに

経済指標を知れば世の中の動きが分かり、投資に活かせればお金も増えます。

投資の利益だけでなく、経済の知識も得たいのであればファンダメンタルズに目を向けても良いかもしれませんね。

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