2022.09.07
「どこに線を引くのか」チャート分析の基本
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。
FXマンツーマン講座を受講するFX経験者の悩みとして多いのが、「どこに線を引いて良いか分からない」です。
値動きを確認するためにチャートを確認して、いろいろ線を引いてみても良く分からず、結果的にチャートが線だらけになってしまうことも多いようです。
今回は、チャート分析の基本である線の引き方についてお伝えします。
レジサポを引いてみよう
レジサポとは、レジスタンスラインとサポートラインのことです。
レジスタンス = 抵抗
サポート = 支える
という意味で、下に引くラインをサポートライン、上に引くラインをレジスタンスラインと言います。
どこに引くか
ヒントとしては「最近、上げどまっているところ。最近、下げ止まっているところ」です。為替の値動きが不規則で大きく動くこともあれば小さく動くこともあるので、レジサポは目安と考えてください。
具体例
試しに最近の1時間足にレジサポを引いてみました。有効な引き方については詳細をお伝えすることはできないので、今回はルールとして、2日以内の高値と安値に線を引いています。
USDJPY
EURUSD
GBPJPY
EURGBP
AUDJPY
5通貨ペアに引いてみましたがいかがでしょうか?頻繁に同じような局面は発生しますので今日のチャートで確認してみてください。
今回は、仮のルールでラインを引いたらこうなるよ。という例ですので実際に自分で取引する際は、仮にルールを決めて引いてみてください。
5つのチャートにラインを引いてみましたが、GBPJPYやEURGBPはライン付近で何回か跳ね返っています。今後も同じラインで跳ね返ると思ったら、ライン付近で逆方向の売買をすることになります。
ライン付近に指値注文(新規、利食い、決済)を入れておけば、チャートをみなくても売買することが可能なので取引に時間を使うこともありません。
・仮のルールを決める(〇日以内の高値安値にラインを引く)
・いろんな通貨のチャートに引く
・指値注文を入れる
レジサポはチャート分析の基本です。なぜなら、「最近どこまで下がったか」「最近、どこまで上がったか」は殆どの参加者が気にするところだからです。
FXをやっているけど「どこに線を引いていいか分からない」という場合には参考にしてみてください。繰り返すことで、オリジナルの手法が生まれるはずです。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている