2021.08.16

これで動く!今週の経済指標20210816

こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

本日は月曜日、一週間のはじまりです。

FXの値動きの要因のひとつに経済指標があります。いつ何が発表されるかを知ることによって、何故動いたのか、今後の値動きの見通しや経済の知識を付けることもできます。

毎週月曜日は、先週の値動きとともに今週の注目経済指標をお伝えします。

先週の振返り

先週は、米国の消費者物価指数が注目とお伝えしました。その発表からの値動きを見てみましょう。

このチャートはドル円の30分足です。

日本時間の8月11日の21:30に発表された消費者物価指数ですが、予想を下回る結果となりドル円は週末まで下落しました。

7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 前回0.9% 予想0.4% 結果0.3%

今回に至るまで、消費者物価指数は前月比で予想を上回り続けておりインフレ懸念を引き起こしておりました。物価上昇の対策として金利を上げるのではとドル買いが優勢な相場でしたが、今回の結果を受けて買ったものを売る動きが出たようです。

この値動きをみても分かるとおり、今回の消費者物価指数は影響度が高かったことが分かります。

また、金曜日に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数が10年ぶりの低水準になったことからさらにドル安が進みました。

今週の経済指標

今週の注目の経済指標は8月19日に公開されるFOMC議事録ですが、夜中の3時の発表なので無理に取引する必要はないかと思います。投資のために夜更かしして体調が狂うと本業に支障が出たりしますからね。

取引できる時間帯の指標で言えば、8/17の21:30に発表される7月小売売上高です。この指標は『物が売れたか』を計る指標なので分かりやすく毎回注目されます。ただ、先週の消費者物価指数よりは注目度は低めです。

経済指標を取引に活かすなら

もし経済指標の結果をみて、動いた方向に取引するとしても利食いと損切を入れることをお忘れなく。どれぐらいの値幅で利食いと損切りを設定するか、検証するためにもルール化して見直しができるようにすることをおすすめします。

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