2022.09.13
FXは分析と手法どっちが大事なのか?
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。
FXは○○が大事。利益を追求するFXにおいて何が一番大事なのか、自分が納得できる答えを探してブレないように取引したいと考えるものです。
FXの大事な要素に『分析』と『手法』があります。どちらが大事かという質問に答えてみたいと思います。
分析から手法が生まれる
ズバリ○○。と気持ちよく答えたいところですが、分析と手法どちらが大事か結論付けるには非常に難しいです。なぜかと言うと分析と手法は別の性質を持っているからです。
分析は調べることですから、ある程度の知識が必要です。また繰り返し分析すると蓄積されますので成長に繋がります。
一方で手法は、誰かに教えてもらった手法を何も考えずにやることもできるので、頭を使わなくてもできます。しかし、その手法で上手く結果が出なかった場合に分析をおこなわないと次に繋がりません。
なので、成長したい人は『分析』が大事で、とにかく取引したい人は『手法』が大事なのかもしれません。
自立したFX投資家に必要な能力
自力で投資から継続的に利益を得たいのであれば分析は不可欠です。自立したFX投資家というのは『仮説を立てる』→『分析する』→『ルール化する』→『実践する』→『記録を残す』→『評価する』という流れを自分で完結できる能力が備わっていることを意味するからです。
『仮説を立てる』→『分析する』というのは難しそうに聞こえるかもしれませんが、こんな思い付きからでも可能です。
これは以前お伝えした内容の記事となりますが、オリンピックというイベントとから思いついただけの手法です。
このように、イベントや月、週、曜日、時間などを基準とすると簡単に仮説を立てることができます。そこに通貨ペアやタイムフレーム、テクニカル分析を付け加えたりすることでルールを作ることが可能です。
分析すると知識や経験が積みあがってレベルアップすることができます。手法だけを重要視すると次につながらずレベルアップすることができません。
どちらが大事かというより『自分がどうなりたいか』が重要と言えるでしょう。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている