2022.09.15
「FXで生計を立てたい!」の前に知っておくべきこと
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。
FXで利益を得て自由になりたい。専業になってFXで食べていきたい。上手くいけば、いつでもどこでも自己完結で利益が得られるFXなら、理想の生活が送れる。FX投資家なら誰もが一度は思うはず。
その理想をかなえるために、兼業としてFXの取引をスタートして結果が出てた専業に進む人もいます。
しかし、専業になると兼業の時のように上手くいかなくなる場合もあります。
今回は、FXに依存するとなぜ勝てなくなるのかについてお伝えします。
勝てなくなる原因
勝てなくなる原因はいくつかありますが、最も大きな原因は『気持ちの余裕です』。兼業の場合は必ず利益を生まなければいけません。利益が生活を支えるので「絶対に利益を得なければいけない」という気持ちになります。
その気持ちが、利確を早め、損切を遅らせます。例えば1億円の資金があり、1千万無くなるまで専業するというような状況であれば焦りは無いはずですが、1,2年分の生活費しかない状態で専業をすると、プレッシャーに押しつぶされます。
また、FXの取引はルールを決めてそのルールに従って取引をおこなうので、ルールの条件に合うまでは待つことになります。分かりやすく言うと『ヒマ』なのです。
ちなみに、私が金融機関で為替のディーラーをしていたときは、東京時間やニューヨーク時間の後半は『ヒマ』で、トレードせずに資料作りをしていたことを思い出します。
専業になると『ヒマ』に耐えられなくなります。だから値動きの誘惑に負けて無駄な取引をしてしまいがちです。
余裕が利益を生む
FX投資は余裕が利益を生みます。余裕があるからこそルールを守ることができ、焦って取引することも無くなります。
自由になりたいという理想を求めすぎるあまり、FXに依存して余裕がなくなってしまわないように、いい距離感でFXに取り組みましょう。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている