2022.09.26
FXは上がるか下がるか当てるのではなく〇〇〇〇もの
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。
FXは上がったり下がったりする為替レートの差を狙う取引をおこなうので「いまから上がるのか」「いまから下がるのか」と先を読もうとしがちです。
しかし、為替の値動きを読むのは非常に難しく、取引する度にこの先を読むのは神業とも言えます。
では、先の値動きを読むのが難しければ取引する方法が無いのかと言うと、そんなことはありません。
過去の値動きで優位性が高い方法を探して、同じ条件になったら取引する方法があります。
今回は、先を読まない分析方法についてお伝えします。
値動きを調べる
過去の値動きを調べると言っても、何も基準がないと何を調べていいか分からないので、先人が考えたテクニカル指標を使います。
テクニカル指標はかなりの数、存在します。世界中で使われているトレードツールのMT4に標準的装備されているテクニカル指標でも下記の画像の分だけ存在します。
使い方は自由
テクニカル指標は基本的な使い方がありますが、どうやって使っても自由です。例えば、下記のRSIの場合
『30を下回ったら買い、70を上回ったら売り』というのが基本的な使い方ですが
『20を下回ったら買い、80を上回ったら売り』でもいいですし
『30を下回ったら売り、70を上回ったら買い』でも良いのです。
使い方が無限だからこそ、難しい使い方知ればいつでも利益が出そうと思ってしまうのですが、適切な通貨ペアや時間軸を選べば基本的な使い方でも利益が出たりします。
テクニカル指標を使うメリットは、明確な過去検証ができるところです。相場を読もうとすると、過去検証ができないので客観性が無く、主観性が強くなります。
答えのない先を読もうとするより、答えがある過去検証を行う方がはるかに簡単です。過去検証から導き出した自分の手法をみつけて、合わせることを意識してみると、FXの取引がラクになるはずです。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている