2022.10.07
【全集中?】FXで1回毎の取引で考えることは何か
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。
「資産を増やしたい」そんな気持ちで行うのがFXの取引ですが、年間で計算して数回の取引で終わるということは少なく、気が付いたら100回以上取引をしているという事も珍しくありません。
そんなFX取引において『1回毎の取引で考えることは何か』について解説致します。
気持ちを入れ過ぎない
FXの取引はお金を動かすものですのでどうしても”気持ち”が入りがちです。
「〇円ほしい」
「今度こそ勝ちたい」
「自分の予想は合っているはずだ」
というように気持ちが入ってしまいます。お金がかかっているので気持ちが入るのは分かりますが、1回、1回、想いを込めすぎると身が持ちません。気持ちを入れて損失になった時の喪失感もなかなかのものになります。
私が金融機関でトレードしていた頃、上司から「ポジションを可愛がりすぎるな」と言われた事があります。
冒頭でもお伝えしましたが、FXの取引は年間で100回を超えることも珍しくありません。冷静な気持ちで取引を行うには「勝っても負けても淡々と」行う必要があります。
考えること
1回毎の取引で考える必要がある事は、「取引ルールを守れているか」「取引ルールを改善できるポイントは無いか」です。気持ちではなくルールに目を向けるべきです。
例えば、下記のRSIを使った取引の場合
ルールを守れているか
→ 「30下回ったら買う」「70上回ったら売る」という取引ができているかを確認します。
ルールを改善できないか
→「20下回って買ったらどうだろう?」「80上回って売ったらどうだろう」というように、今以上に利益が見込める方法に改善できないかどうかを考えます。
ルールの事を考えると改善に繋がります。ルールのことではなく「嬉しい」「悔しい」など気持ちのことを考えると、自分でも予想が付かない行動を取ったりします。
FXは『自分の大切なお金を動かしている』ということを常に忘れてはいけません。だからこそ1回毎の取引に気持ちを込めすぎず、計画的に行うことが大切なのです。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている