2021.09.17
「知人」をきっかけに投資を行うときの2つの注意点とは
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
先日、FXマンツーマン講座を行いました。今回参加されたのは、FX経験がある50代の女性。
3年前にFXをはじめて、最近成績が思わしくないということで参加されました。
この受講生は、知人がFXをはじめたのがきっかけで同じタイミングでスタートしたとのこと。
『知人』をきっかけに投資をはじめるというのは珍しいことではありません。
何かをはじめるとき、状況を共有できる人がいるというのは心強いものです。
しかし『知人』をきっかけに投資を行うにあたって注意点もありますので、今回はその注意点をお伝えします。
競わない
誰かと何かを同じタイミングではじめた場合、自分が成績が悪いと「負けたくない」とか「自分は劣っている」のではないか、成績が良いと「嬉しい」とか「自分には才能があるのではないか」と思ってしまいます。
ライバル意識とも言えるものですが、スポーツの世界や学力の世界では効果を発揮することもありますが、FXの世界では自分にとって悪影響になることが多いです。
FXは、同じタイミングでスタートしたとしても取引方法や取引可能な時間が異なったりします。また、投資資金も人によって異なるので比べられないのです。
誰かと比べた場合、計画外の取引を行ったり必要以上に取引料を引き上げてしまい最悪の場合、投資を継続することが難しくなります。
根拠を共有する
FXの話をする際に、断片的な情報が飛び交う場合があります。そういう情報は確実に悪影響なると考えた方が良いです。情報を取引に活かすには『自分で調べる』ことが最も効果的です。
殆どの場合は、調べるために「エントリー条件」や「決済条件」など具体的に聞くと答えが返ってこないはずです。悪気は無いはずですが、断片的な情報はそんなものだと割り切りましょう。返ってこない時点でその情報は忘れ、もし返ってきたなら最終的には自分で調べてみてください。
仲間を活かすためには
投資はお金を扱うものですから、投資のことを理解している人と共有するのが効果的です。競わず良い距離感を保てば、近況を報告しあうだけでも気が楽になったり、損失の時期でも前向きな気持ちで取り組むことができるようになるはずです。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている