2022.10.12

FX取引を自動化するサービスのメリット・デメリット

元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。

当学院では、お金と時間を増やす投資としてFX自動売買の技術をお伝えしております。
学習内容は『投資』と『ITスキル』に分けることができ、『ITスキル』の面では主にプログラミングの技術を学びます。

プログラミングの技術を使い『〇〇の条件で買い』『〇〇の条件で売る』という売買を検証することによって、数字で有効な手法を探し出すことができ、その蓄積がFXの知識となります。

FX自動売買プログラミングのスキルを身に付けると、ほったらかしで稼ぐことが現実とすることができますが、プログラミングの技術を習得するということはハードルが高く誰もが簡単に取り組めるものではありません。

それでも「資産運用を自動化したい」というニーズは時代とともに大きくなるばかりです。

最近はそのニーズに応える形で、誰でも簡単にFXの取引を自動化するサービスなどが提供されております。

・FX会社が提供している自動売買ツールを選ぶだけ

・市販で売られているものを購入する

・売買の方法を選び、多少カスタマイズできる自動売買

・プログラミングの技術を習得し自分で作る

そこで今回は、それぞれのメリットデメリットについて簡単に解説します。

FX自動売買システム比較

自動売買システムのサービスを比較してみます。

●FX会社が提供している自動売買ツールを選ぶ、またはそれを使用するだけ
  代表的なサービス:エコトレFX、トライオートFX、ループイフダン、みんなのシストレ等
  メリット:取引まで簡単。
  デメリット:提供されているロジックの取引以外はできない。自分で作ったロジックではないので、知識が身に付かない。

●市販で売られているものを購入する
  代表的なサービス:EA販売サイト、または個人販売等
  メリット:FX会社が提供している自動売買ツールよりも精度が高いロジックを手に入れられる可能性がある。
  デメリット:高額で購入したにも関わらず成果が出ないこともある。自分で作ったロジックではないので、知識が身に付かない。

●売買の方法を選び、多少カスタマイズできる自動売買
  代表的なサービス:ちょいトレFX、HyperSpeed NEXT等
  メリット:自分で設定するので仕組みが分かる。バックテストできることもある。
  デメリット:詳細な設定ができず、自分がやりたい取引ができない可能性がある。

●プログラミングの技術を習得し自分で作る
  代表的なサービス:メタトレーダー、TradingViewなど
  メリット:自分で作るので仕組みが完全に理解できる。作成したロジックの所有権は自分にある。売ることもレンタルすることも、誰かに譲ることも可能。プログラミングの技術も身に付く。
  デメリット:習得に時間がかかる。

難易度と自由度は比例する

各サービスを比較した結論を言うと、「難易度と自由度は比例する」ということです。
簡単さを追求した場合は「選ぶだけ」ということになり、自由度は下がります。

逆に、プログラミングなど比較的難易度が高い技術を習得した場合は、それだけカスタマイズの幅も広がり自由度があがります。

どれが一番良いかというのは、「あなたがどういう投資家になりたいか」「とういう投資のスタイルが良いか」によって決まります。
自動化しても自分の大切な資金を運用することに変わりは有りません。しっかり検討して「お金と時間を増やす」を目指してみてはいかがでしょうか。

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