2021.10.22

FXのリスク対処法!資産を増やし続けるための対策とは

こんにちは。元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

当学院でお伝えしているFXには損失を出すリスクがあります。またある一定の損失額を超えると、強制ロスカット(強制決済)をされてしまうリスクもあります。

だからと言って、FXはリスクが高い投資なのかといえばそうではありません。リスクを許容し対策を行うことで、損失を最小限に抑えることが可能です。

FXのリスクやその対策などについて解説します。

FXにはリスクが存在する

FXを始めるために特別な資格や免許は必要ありません。始めることは簡単でも、わけもわからずに始めてしまえば、損失を出す恐れがあります。

また大きな損失を出し、相場から退場してしまうかもしれません。FXのリスクを知っておくことは、自分の資金を守るためには必須といえます。

FXのリスクはいくつかありますが、その中でも代表的な5つのリスクは以下の通りです。

・価格変動リスク
価格変動リスクとは、相場は常に変動しており為替差益が不確実なリスクのことです。価格の変動によっては、損失を出してしまうこともあります。

・金利変動リスク
金利変動リスクとは、金利の変動によって損失を出すリスクのことです。FXはスワップポイントで利益を得る方法もありますが、場合によっては支払いが発生する可能性もあります。

・レバレッジリスク
レバレッジリスクとは、レバレッジによって大きな損失を出してしまうリスクです。レバレッジは資金効率が良い仕組みですが、大きな損失を出す可能性もあります。

・流動性リスク
流動性リスクとは、政治や経済などの影響で取引が困難となるリスクです。平日の早朝や祝日などは市場の流動性が低くなり、狙った価格で約定しない可能性があります。また市場の流動性が低い時は、スプレットが開きやすく思わぬ損失につながる場合もあります。

・ロスカットリスク
ロスカットリスクとは、ロスカットが間に合わず預けた証拠金以上の損失を出してしまうリスクです。ロスカットは投資家保護の目的があります。しかし短期的に急な価格の変動が起きた場合や窓開けなどが発生した場合、ロスカットが間に合わない可能性があります。

以上、FXの代表的な5つのリスクを紹介しました。

上記の中でも特にレバレッジの使い方を間違え大きな損失を出すことは、初心者がFXで失敗するよくあるパターンです。

FXを始める前にまずはリスクを覚え、対策することが大切です。

FXのリスク対策

前述したように、初心者はレバレッジの使い方を間違える傾向にあります。高いレバレッジ=リスクが高いのではなく、資金に対する損失許容額が高いとリスクが高くなります。

ではレバレッジはどの程度かければよいのでしょうか?適性レバレッジはありませんが、初心者の方は5倍程度を目安としてみましょう。

ただしレバレッジは設定するものではなく、取引数量で調整していくものです。そのため取引数量を抑えた取引を行うことが大切です。

(純資産額に対して現在のポジションが何倍に達しているのかを示した数値に実効レバレッジというものがあります。実効レバレッジシミュレーションと検索すると計算できる便利なサイトもあるので活用してみましょう)

レバレッジはFXが人気な理由の一つではありますが、まず初心者の方に言いたいのは「FXに慣れる」ことです。

いきなり初心者の方がFXで利益を得るのは簡単なことではありません。短期的には運よく利益を得たとしても、長期的には損失のほうが多くなる可能性があります。

まずは取引数量を抑えながら経験を積むことから始め、取引スキルを磨いていくことが長期的な利益を上げるために大切と言えるでしょう。

FXはリスクを受け入れ対策を行うことが大切

投資においてリスクゼロはありません。FXにおいても例外はなく、リスクを受け入れたうえでしっかりとリスク対策をとることが大切です。

だからと言ってリスクを取らなければ、そもそも利益を得ることはできません。リスク対策を徹底的に行うことで、万が一取引に失敗しても最小限の損失で抑えることができます。

まとめ

FXには様々なリスクがあります。リスクがあるからと言って投資を行わなければ、リターンもありません。リスクを受け入れ対策をして、損失を最小限に抑えることが大切です。

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