2021.11.10
FXで何を信じれば資産は増え続けるのか
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
FX投資や株式投資などの投資の世界には『格言』というものがあります。
例えば、安値で買って高値で売りたいという気持ちを抑えて売買するという意味で用いられる「頭と尻尾はくれてやれ」とか、
下がった時に買いたくて待っているけど下がらずに上がったしまったことを表す「押目待ちに押目なし」などがありますが
投資のスタイルを表す格言として「自分を信じるか、相場を信じるか」という言葉があります。
今回は、「自分を信じるか、相場を信じるか」についてお伝えします。
言葉の意味
「自分を信じるか、相場を信じるか」ですが、下記の意味が込められています。
・「自分を信じる」=「主観」
・「相場を信じる」=「客観」
何かを成し遂げるとき「自分を信じろ」と良く言われますが、金融機関で為替のディーラーに従事し、数百名の受講生をみてきた私の意見としては、FXの取引に関しては「自分を信じる」というのはそれだけでは効果が無いと実感しております。
「自分を信じる」という気持ちが強くなると、客観的なデータを無視して主観だけで判断する傾向があります。
その結果、根拠の無い相場感で売買してしまい「高揚感」や「後悔」といった感情に振り回された挙句、利益になっても同じ取引ができない、また損失になっても改善できないということになります。
自分を信じるのは最後
継続的に利益を得るには、客観的なデータに基づいた「利益が見込める売買ルール」が必要です。
過去の値動きとテクニカル指標を組み合わせて売買ルールを策定して、そのルール通りに取引を行う。
感情が無い自動売買で利益が見込めるのは、客観だけでも通用することを表しています。
しかし、いくら客観的なデータから「利益が見込める売買ルール」を作ったとしても、最後の決断するのはあなたです。
それは、手動売買でも自動売買でも同じこと。
『継続して資産を増やせる投資家』を目指すのであれば、客観と主観のどちらで取引をしているか、考えてみてはいかがでしょうか。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている