2022.12.21
【プロはみている】FXの取引に役立つ情報をご紹介
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。
FXは上がるか下がるか読みにくい値動きをの中で、上手く取引ができれば多くの利益を得ることができます。
そのため、世界情勢やニュース、独自の計算式で値動きを読み解こうとするテクニカル指標など、あらゆる角度で分析が行われます。
数多くの情報が有る中で、良く使われるものや意識されるものがありますので、今回は無料で分かるFXの取引に役立つ情報をご紹介します。
板情報
板情報とは、『どこにどのくらいの注文があるか』ということが分かります。
この注文を取引に活かすとすると、例えばドル円115円付近に売りの指値注文が多いと分かれば、その価格付近では売りたい人が多いということが分かります。
また、ドル円の115円の上にロスカット注文が多いということが分かれば、115円を上抜けた場合に勢い良く上昇するかもしれないということが予測できます。
私が金融機関で為替のディーラーをしている時は常に板情報をみていましたし、海外の銀行から発信される注文状況を参考にして取引をしておりました。
個人投資家が各FX会社の板情報を使って取引する際の注意点としては、FXの場合は”そのFX業者の注文状況しか分からない”という点です。場合によってはAというFX会社とBというFX会社の注文状況が逆になっているかもしれないということです。(ちなみに株取引の場合は基本的にはどの証券会社を使っても板情報は同じです)
もし、板情報を使って取引の精度を高めたいというのであれば”複数のFX業者”の板情報を参考にすることをおすすめします。
通貨の強弱
FXの取引では色々な国の通貨を売買します。世界情勢やその通貨の価格をもとに、現時点で買われている通貨と売られている通貨に分けることができます。
買われている通貨と売られている通貨をみて共通点をみつけることができれば、その時点で注目されている取引材料が分かります。
例えば、オーストラリアドルやカナダドルが上昇している場合は、原油などの資源の価格が注目されている相場と判定し、原油価格をみながら取引するという使い方ができます。
経験をもとにルール化する
FXの情報は巷に溢れかえっています。すべての情報に言えることですが、最後は自分で考えて判断しなければいけません。
自分で判断して継続的に利益を得るためには、一定の情報で一定の回数または一定の期間、取引を繰り返し経験を積む必要があります。
投資は楽に稼げるまでは楽ではありません。まずは利益よりも継続して経験を積むことを意識して長期目線で取り組みましょう。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている