2022.12.26
FXの本は意味無い?本でFXの成果を出す方法とは
元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。
何かを学習する時に活用するのが『本』です。ネットで検索したりyoutubeで動画で情報を収集できる時代でも、やはり『本』に対する信頼感は強く、FXにおいても同じ傾向があります。
しかしながら、FXにおいては『FX 本 意味ない』という検索ワードが出てくるように、時間をかけて読んで、実践しても全く成果が出ないということも多々あります。
本当にFXの本は意味無いのでしょうか?
今回は、本でFXを学ぶ時の注意点をお伝えします。
学ぶ順番
どの本が、というよりどの順番で学ぶかというのが成果を出すうえで重要な事です。
まずは『手法』、その後は『資金管理』、そして最後に『メンタル』です。
多くの場合は、この順番が分からずに闇雲に本を漁っているのでちぐはぐになります。
例えば、有名な本に『ゾーン』という本がありますが、いきなりあの本を読んでも成果は出ないでしょう。
何故ならメンタルや考え方の部分が多く、実際に取引しようとチャートを前にすると何をしていいか分からないという状態になり、結果的に空回りします。
あの本自体は素晴らしいものですが、最初に読むべき本では無いということです。
一瞬儲かる手法はたくさんある
本で『手法』を探すと「こういう場合にエントリーするよ」みたいな解説が多くされております。しかし、そういう手法を実践しても上手く結果が出続けるのは稀です。
何故なら、過去の短期間のみ儲かった手法かもしれないからです。私は良くそういう手法を一瞬儲かった手法と表現したりしますが、そういう手法は本当に無限にあります。
実践で活かすには
本に書いてある手法を過去検証することです。過去検証して現在も有効であればそのまま取り入れれば良いです。
通貨ペアやタイムフレームなどを色々変えて検証すると、本で得た情報以上に利益が見込める手法を見つけ出すこともあります。
本の情報は鵜呑みにするのではなく、検証材料というぐらいの位置付けで活用するとFXの取引の幅が増え、自分に合った手法を作れるようになります。
良い本や情報に出会っても、結局最後は「自分で調べる力」が決め手になります。「自分で調べる力」を身に付けるためにも、焦らず急がずじっくりと投資に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている