2021.11.22
FXのわかりやすい通貨はどうやって探す?
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
FXは『Foreign Exchange』の略で、ざっくり言うと両替です。交換レートが低くなった時にある通貨を購入し、交換レートが高くなった時に売却、またはその逆の取引をすれば利益となります。
取引の対象は、約週十種類の主要国の通貨がメインとなりますが、どの通貨ペアの値動きをみても「上がるか下がるか分かりにくい」というのが多くの投資家が持つ印象です。
そんなFXの通貨ペアですが、値動きが分かりやすい通貨ペアというのはあるのでしょうか?今回はFXの通貨ペアについてお伝えします。
通貨とタイムフレーム
結論から言うと、常に分かりやすい通貨ペアというものは無いです。ずっと上がり続ける通貨ペアでも、ずっと横ばいの通貨ペアでも、いずれは異なった動きをします。
ただ、タイムフレームや期間によっては分かりやすく動いている通貨ペアはあります。
例えば、下記のチャートはAUDNZDの週足チャートです。
2014年から現在に至るまでに、四角で囲った範囲でしか動いてないので『分かりやすい通貨』ということができます。
しかし、今年に限定して日足で見てみると『分かりやすい通貨』とは言えない動き方をしています。
この現象はAUDNZDに限ったことでは無く、すべての通貨ペアに当てはまります。単純に分かりやすい通貨ペアというのは無く、期間やタイムフレームを限定することによって分かりやすい状態をみつけることができるのです。
強弱を判定する
FXは通貨の交換である以上、買われ過ぎている、もしくは売られ過ぎているという状態があります。
その状況を簡単に把握できるのが、『強弱チャート』です。
売られ始めや買われ始めを把握するのは難しいかもしれませんが、「売られ過ぎているから買ってみよう」とか「買われ過ぎているから売ってみよう」という判断材料にはなります。
継続は力なり
FXで通貨の特徴を見極められるようになるには経験が必要です。長期的に経験を積んでいくには取引を継続することが必要です。
ある程度、通貨の特徴等を理解するためにデモ口座や少額取引で経験を積んで、それから本格的に取引するという流れを辿ることでリスクを抑えて成長することができます。
また、さらに成長を加速させたいのであれば、知っている人に教えてもらうのが近道です。体系的に学ぶことで独学で時間を費やすことをショートカットできます。
どちらにしても、まずは自己投資をして知識と経験を得てからリターンを狙っていきましょう。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている