2022.01.07
FXで損失して感情的になる前に考えるべきこと
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。
FX取引をしている人なら損失は出したくないものだと誰もが思うことでしょう。しかし、どんなに大きな成果を上げたトレーダーであっても必ず損失は出しています。
損失を出した時、メンタルに大きなダメージを受けますが、そこからいかにリカバリー出来るかも重要です。
今回は、FXで損失したときに考えることについてお伝えします。
損失に対する心構え
人間は損することを極端に嫌う生き物でもあります。サービスや買い物で損をするのも嫌なのにお金だけ失うFXでの損は一番嫌なことでしょう。しかし、FXにおいて損失とうまく付き合えなければ利益を出すこともできません。
損失に対する心構えを持つことが大切です。
損失は当たり前
損失を出すことは当たり前だと思いましょう。一切損失を出さずに利益だけ出せるトレーダーはプロでも存在しません。まずは、損失に対して当たり前という認識を持つようにしましょう。
事前に損失を計画する
実際に取引する前に、自分が行おうとしている取引方法は「最大何連敗するのか?最大の損失はどの程度か?を認識し、その連敗数や損失額に到達するまでは「利益を得るために必要な経費」と捉えてください。
例えば下記は、100万円の資金で5年間で440万円の利益が期待できる検証結果ですが、5年間に最大12連敗しております。12連敗を乗り越えたうえでの440万円の利益ですから、少なくても最大12連敗は受け入れなければいけません。
損失から立ち直るには
FXはメンタルの状態が取引に反映されやすい側面も持っている投資です。損失を出した後というのは損失を取り戻したい気持ちが強く働きやすいです。その状態で取引すると取引ルールを破ってしまうこともありますので、気持ちが落ち着くまで取引を控えるというのも有効です。
良い損切りが出来たととらえる
自分で決めたルールに従って損切りが出来たことを肯定しましょう。ルールに沿って取引した結果負けたのであればそれは悪い負け方ではなくむしろいい損切りが出来たと思いこむことも損失を出したダメージから立ち直りやすいです。
想定した連敗数を超えた場合は取引ルールを見直せばいいだけのことです。
損失はどんなに覚悟していても精神的ダメージを受けてしまいます。そしてそれは感情的なギャンブルトレードを生み出しやすい要素でもあります。
ギャンブルトレードは大損への入り口であり、大損したら立ち直ることは難しいでしょう。
利益や損失にこだわるのではなく、まずは機械的に損切りをしていくことから始めてみましょう。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている