2022.01.15
FXのトレードスタイルを選ぶために知っておくべきこと
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。
FX初心者の方は何がいいのか、何が正しいのかわからず売買手法やスタイルについて知識を身に着けている方も多いように感じます。
確かに相場知識や手法について学ぶことは大切ですが、闇雲に学んでも実戦で活かせるようにはなりません。
そこで今回は、自分に合ったFXをするためのトレードスタイルについて解説します。
FXのトレードスタイルを理解しよう
まずはトレードスタイルについて理解しましょう。
FXには売買期間によってトレードスタイルがあり、主に4種類存在します。
スキャルピングトレード
スキャルピングトレードは、数秒~数分など短い時間で取引を繰り返し、細かな利益を積み上げていくトレードスタイルです。
一度の取引で大きな値幅を期待することは出来ないものの、きっちり損切できれば逆行した際の値幅も小さいためポジション保有によるメンタルへの負担が少ない特徴があります。
ただ、小さな値幅で利益を重ねようとする場合は、取引するポジションを大きくするか売買回数を重ねる必要があります。
1pipsなど小さい値幅を狙っていくスタイルですので、少しでも狙った価格から不利な方向で約定してしまうと利益が損失に変わってしまうということもあります。
デイトレード
デイトレードは、その日のうちに注文から決済までを行うトレードスタイルで、数時間程度の取引になります。
スキャルピングトレードよりも狙う値幅が大きくなるので、売買回数は減ります。
その日で決済するので、ポジション保有により睡眠を阻害されるなどということはありません。
スイングトレード
スイングトレードは、数日~数週間の期間で取引するスタイルでやや長期的なトレード期間になります。
常にチャートを確認する必要がないため、少し余裕を持って取引できるメリットがあるものの、売買のタイミングを逃すと次のタイミングまで期間が空いてしまうこともあります。
スキャルピングやデイトレードは「やってる感」はありますが相場に張り付かなければいけないので時間を使います。
このスイングトレードからは、ある程度「ほったらかし」にできるので、少ない時間を使わずに利益を得るということも可能です。
ポジショントレード
ポジショントレードは、数か月~数年単位で行う長期トレードスタイルになります。
月単位で保有することもあるので、「我慢して利益を伸ばす」というメンタルが必要です。大きな利益が出るとつい確定したくなるものですが、感情を抑えてルール通りに行う必要があります。
自分に合ったスタイルを選ぶ
何も知らない状態で「自分にあったスタイルを選ぶ」というのは難しいので、まずはすべてを体験してみてください。
最初は、売買回数が多くて「やってる感」があるスキャルピングやデイトレードを自然と選んでいるかもしれません。
しかし、取引回数と取引時間は比例しますので「気付いたらもうこんな時間」「3時間取引したのに損失で終わり・・・」という状態になりがちです。
短期投資で早く取引を完了したいのか、それとも投資で「お金」と「時間」を増やしたいのか。
これからどんな投資ライフを送りたいのかをイメージしながら、取引のスタイルは自分に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている