2022.02.10
「FXは負けてもいい」が利益に繋がる理由とは
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。
FXを始めて間もない方やFXでなかなか利益が伸びない方の中には、「FXは常に勝たなければならない」と考えている方が多いのではないでしょうか。残念ですが、FXは常に勝ち続けるということが難しいということと、実は常に勝ち続けなくても資産を増やすことができるという事実があります。
「〇円の利益を得られるかもしれない、でも〇円失うかもしれない」というリスクとリターン両方と上手に付き合うことが大切です。
今回は、FXはリスクとリターンがセットである理由について解説します。
FXに勝率100%が存在しないから
FXには残念ながら常に勝率100%というのは存在しません。多額の資金のうち小さな取引量で取引をして「戻ってくるまで待つ」という方法だったら勝率100%は可能ですが、その場合は年単位で損失の状態を耐えなければいけませんので、実質的には勝率100%の方法は無いと言えます。
よくインターネット上には「勝率9割確実」なんて売り文句で自動売買ツールが販売されていたりしますが、それらに騙されずFXは負けて当たり前くらいに考えることが大切です。
FXトレードは損することを受け入れられるようにならなければ勝てるようにはなりません。
ルールを作って守ろう
FXにおいて損失は当たり前であることを受け入れたとしても闇雲にトレードして負けを繰り返しても意味がありません。いい負け方をしなければいけないのです。
良い負け方とは何かというと「トレードルール通りにFXをする」です。
トレードルールというのはFXをしていくうえで必要不可欠なものになります。ルールがなければ損切りのタイミングも利確のタイミングも適当になってしまいます。すると、感情に任せたギャンブルトレードに陥り、大損をしてしまうリスクが高くなります。
そうならないためにもトレードルールは必要不可欠なのです。トレードルール通りにトレードして負けてしまったのであれば、それは良い負け方といえます。損することは精神的ことを受け入れてルール通りに損切りをしたわけですから、それは良い負け方をしたと自分を褒めてあげましょう。
万が一、ルール通りにトレードしているのに損失のほうが大きくなるのであれば、トレードルールがよくない可能性が高いので、トレードルールを見直しましょう。
FXは負けてもいい
トレードルールを守って負けたのであればそれは良い負け方であるということがわかっていただけたのではないでしょうか。FXで負けてはいけないということはなく、良い負け方であれば損失を受け入れて感情的なトレードを避けたことに繋がり、結果として長くFXを続けることができます。
FXで継続的に利益を積み上げていきたいのであれば、“計画的な損は利益に繋がる”という考えで取り組んでみてはいかがでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている