2022.02.23

FXは他人と競うものではない理由

こんばんは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。

FXはスポーツと違い他人と競い合ってトレードするものではありません。競い合ってしまうとトレードルールを無視してしまう場合やギャンブルトレードをしてしまう可能性が高くなり、なかなか成果が上がらないということになりがちです。

今回は、FXは他人と競うものではない理由について解説します。

他人と競うと感情的になりやすい

スポーツは他人と競うことで技術が向上し、いい成績が出るようになりますが、FXは違います。

他人と競うとトレード技術ではなく、『いくら稼いだか』が重要視されてしまうため、他人より少ない金額しか稼いでいないともっと稼がなくてはいけないという気持ちが生まれ、いつものトレードではなく、より利益が出るようロット数を増やして大きな利益を得ようとします。

また、損失が出た際も損切りしてしまうと利益が減ってしまうため、なかなか損切りできず強制ロスカットという最悪の事態を招きかねないのです。そのため、他人と競うと感情的なトレードになりやすいという大きなデメリットがあります。

競うのは他人ではなく自分

FXで競う相手は他人ではなく自分です。FXは自分の感情との勝負であるため、常にトレード中は自分と勝負しています。ポジションを持つタイミング、決済や損切の価格などきちんとルールを守れているのか、自分自身に目を向けて取り組むのです。

トレードルールというのは自分で勝つために立てた戦略であり自分に勝つための目安ともいえます。トレードルール通りに行うことは自分に勝てたことと同じです。

しかし、トレードルールを守ることは思った以上に難しく、それが守れず多くの人が大損してしまうのです。最初は、勝率よりもルール通りにトレードすることを心がけましょう。それができるようになればまず自分に勝てたといっていいでしょう。

次にトレードルールを守りながらトレードにも勝てるようになりましょう。それができるようになればさらに自分に勝てたことになります。このように少しずつ過去の自分と競いながらトレードを行うことで自分の感情という敵をコントロールしながらトレードにも勝つことができるようになっていきます。

最初は難しいかもしれません。ルールを破ってしまうかもしれません。何度もFXを辞めたくなるかもしれませんが、自分に負けないことが継続的に利益を得るための最初のステップと心得て取り組んでみましょう。

沖縄トレード学院
学院長 新里竜一

--

ブログでは書けない話は学院長メルマガにて配信中です!


卒業生のご感想投資未経験者から経験者まで、多くの方が受講されています

その他の受講生の声はこちら