2022.03.21
FXは『損して稼ぐ』を意識しよう
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。
FXをこれからはじめようと考えている人や、すでに取引しているけど思うように利益が伸びない人の中には、損失は絶対に出したくないと考える人も多いと思います。
しかし、FXをするうえで利益と損失はセットで考えなければ本当の意味での投資家にはなれません。今回は、FXをするうえでなぜ利益と損失をセットで考えなければいけないのかについて解説します。
FXに勝率100%はないから
どうしてもFXをするとき「損はしたくないけどお金は欲しい」という気持ちが強くなってしまいます。それは、人間が損をすることを本能的に嫌うからであり、それがお金となるとその気持ちが顕著に出てしまうからです。
しかし、FXに勝率100%は有り得ません。
なぜなら相場が「生き物」だからです。相場というのは多くの投資家の思惑が絡み合いそれによって売買が行われ価格が動いていきます。
つまり、価格変動に不確実性が高く不規則に動く性質があるのです。そのため予想がしにくく、そこになんとか規則性を出そうとテクニカルツールを使って分析するのです。
しかし、テクニカルツールも完璧ではありません。そもそも不規則なものに対して規則性を持たそうとしているのですから完璧であるはずがないのです。
FXというのは、自分で決めた取引ルールに沿って取引しながら検証を繰り返して利益と損失のバランスを調整していく投資です。つまり、どちらか一方だけを追求することは不可能であるため、利益と損失をセットで考える必要があるのです。
FXで資産を築いた投資家も必ず損失を出しています。トータルバランスをみたときに圧倒的に利益のほうにバランスが取れているから資産を築けただけであり、勝率100%で取引してきたからではありません。嫌でも必ず損失は出てしまいます。損失が出た時、いかに感情的にならず冷静でいられるかがFX取引には大切です。
そのために取引ルールが必要になってくるのです。そしてそれに沿って取引をしながら検証を繰り返して改善していくことで利益が徐々に積み重なっていくのです。しかし、取引ルールを作るためには、FXについての知識が必要です。
知識を得るためには学習しなければなりません。独学で頑張ることも可能ですが、継続して利益を出せるようになるには独学では難しいと思います。
なぜなら、何を改善したらいいのかがわかりにくく思うように改善できないからです。そのため9割以上の人が退場してしまうのです。
FXについて早く確実に知識とスキルを身に付けたいのであれば、知識のある人に教えてもらいながら取り組んでみてはいかがでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている