2022.03.26
FXをギャンブルではなく投資にする方法
こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。
FXは投資ですが、ギャンブルにしてしまう人も多く相場から退場する9割以上の人は、FXを投資ではなくギャンブルとしてやっている人です。
せっかくFXを始めるならギャンブルではなく投資としてしっかり資産運用していくほうがいいと私は考えています。
そこで今回は、FXを投資としてしっかりやっていくにはどうすればいいのかについて解説します。
感情的な取引はしない
まず、FXを投資としてやっていくための大前提として意識しなければいけないのが、感情的な取引をしないようにすることです。言葉では簡単そうに見えるかもしれませんが、かなり難しいです。最初は感情を出さずに取引出来るかもしれませんが、あることを境に感情的な取引になりやすくなります。
それは、損失が出た瞬間です。FXで損失が出るのは当たり前のことなのですが、それを受け入れることが出来ず、損失分を取り返そうとしてすぐにポジションを持ってしまう人が多いです。
しかし、損失を取り返したからという理由ですぐにポジションを持つことは絶対にしてはいけません。その時点で冷静な判断が出来ていないため、損失をさらに増やしてしまう可能性が非常に高いからです。仮に、そこで運良く利益を出すことが出来たとしてもその取引がクセになってしまい、どこかのタイミングで必ず大損するときがやってきます。
このように損失が出た瞬間、投資がギャンブルになりやすいことを理解しておきましょう。これを理解したうえでFXを投資にするには具体的にどのような方法が有効なのでしょうか。
取引ルールを作ってそれに沿って取引する
FXで損失が出た瞬間がギャンブルになりやすいということは、損失が出ることを念頭に置きながら取引ルールを作ってそれに沿って取引するようにすればギャンブル化を防ぐことができます。
取引ルール通りに取引したうえでの損失であれば、最初からそれを想定してルールを作っているわけですから、良い損失であるととらえて損失を受け入れやすくなります。損失を受け入れた後、今回の取引でなぜ損失が出てしまったのかを考えて次の取引に繋げていけばいいのです。
自分の取引を反省する際、ある程度経験の長い投資家であれば自分で反省点を見つけることが出来ると思いますが、初心者の方の場合反省点を自分で見つけるのは難しいかもしれません。その際は、FXについて知識のある人などに聞いてどこがいけなかったのかを見つけてもらう方が、投資家としての成長にも繋がりやすいのでFXを教えてくれる人を探してみてはいかがでしょうか。
沖縄トレード学院
学院長 新里竜一
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FX会社大手の金融機関「外為どっとコム」で為替のプロディーラーとして約7年間勤務。世界の銀行を相手に毎日数百億円の取引を行う。
現在は沖縄トレード学院の学院長として、数百の自動売買システムで検証した再現性ある投資手法を「一生使える投資の技術」として延べ800名以上の受講生に伝え続けている